ピアノの家 1章 5

真綾が14歳になったころ、
家に帰ってくるなり真綾は父に言いました

「お父さん、、、なんか私、、だるい」

父親は心配そうに尋ねます

「どうしたんだ? 風邪でもひいたのかな」

「わからない、、、けど」

元々母親に似て身体が強い方ではない真綾は
季節の変わり目によく体調を崩してしまうことが多いのです

「部屋で寝てなさい
後で、お粥でも作って持って行くから」


真綾は頷くと、自分の部屋へと入っていきました

それから30分ほどたって部屋に入ってきた父親は
寝込んでいる娘の様子を確認しました

さっきより明らかに調子が悪くなっています


心配になった父親は、そのまますぐ病院へと娘を連れて行ったのでした
 
 

真綾はそのまま病院に入院することになり
 
 

そして
 
 
 
 
 

15歳の誕生日を迎えるその日に、
真綾はこの世を去ったのでした